初出勤はつしゅっきん)” の例文
出がけになぎさに立って母の初出勤はつしゅっきんを見おくってくれた並木も、もうそろそろ学校へ出かける時分だと思って一本松をふりかえった。久しぶりにおきからながめる一本松も、昔のままに見える。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)