出勤しっきん)” の例文
島田の住居すまいと扱所とは、もとより細長い一ついえを仕切ったまでの事なので、彼は出勤しっきんといわず退出たいしつといわず、少なからぬ便宜をっていた。彼には天気のい時でも土を踏む面倒がなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)