凝灰岩ぎようくわいがん)” の例文
僕は給仕の退いた後、牛乳を入れない珈琲コオヒイを飲み、前の小説を仕上げにかかつた。凝灰岩ぎようくわいがんを四角に組んだ窓は雪のある庭に向つてゐた。僕はペンを休める度にぼんやりとこの雪を眺めたりした。
歯車 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)