“冬彦”の読み方と例文
読み方割合
ふゆひこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬彦ふゆひこ先生の随筆に硝子の面に作った絹糸位の割れ目を顕微鏡で毎日覗いていると、小山の中に峡谷きょうこくがあるように見えて来る。
雪雑記 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
もっとも寺田先生のことは、冬彦ふゆひこの名を通じてよく知っていたし、時々御宅おたくの方へ遊びにも行っていたので、事情さえ許せば先生の下で研究実験の指導をうけたいという強い希望が心の底にはあった。