“冨山房”の読み方と例文
読み方割合
ふざんぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また梓君が書籍屋の番頭となって経営されたる東洋館は、今その一は冨山房ふざんぼうとなり、その一は早稲田大学出版部となって現存している。
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
されど資力なくしてはこの種の大事業を成就じょうじゅし得ざるを以て彼は字書編纂へんさんの約束を以て一時書肆しょし冨山房ふざんぼうに入りしかど教科書の事務に忙殺せられて志を遂ぐる能はず。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)