内緒部屋ないしょべや)” の例文
内緒部屋ないしょべやの障子のさんには、絶えず波の影が揺らいでいた。すぐ裏手が、晩には猪牙ちょきの客を迎えるせまい河だった。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)