冀州城きしゅうじょう)” の例文
ここ河北の首府、冀州城きしゅうじょうのうちに身をよせてから、賓客ひんきゃくの礼遇をうけて、なに不自由もなさそうだが、心は日夜楽しまない容子に見える。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして冀州城きしゅうじょうへ入ると、袁紹は陣中に病んで還ったと触れ、三男袁尚えんしょうが、仮に執政しっせいとなり、審配その他の重臣がそれを扶けた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
愴惶そうこうとして、郭図は冀州城きしゅうじょうにのぼり、袁紹に謁してこう忠言した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)