兼常清佐かねつねきよすけ)” の例文
日本音楽が西洋音楽に比べて非常に劣等な位地に停滞しているものである事は、新進の音楽学者兼常清佐かねつねきよすけ氏の日本音楽論を読まれても解ることです。
激動の中を行く (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
またもや楽壇に手榴弾を投じた兼常清佐かねつねきよすけ博士に、今から十二、三年前、私は雑司ぞうしの宅で、その頃ドイツ・ポリドールに入ったばかりの、ケンプの『月光ムーンライトソナタ』を聴かしたことがある。