其家それ)” の例文
で、師匠は右の趣を姉お悦に話すと、もちろん承知で、早速、堀田原に、かねてから師匠が立ち退きの用心の家を一軒持っていた其家それへ引き移ることにしたのであった。
それから麦焦しの長三角形もやはりその草屋に打ち付けると同時に其家それに火をける。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
堀田原の家がくによって、師匠は私に其家それへ来てくれてはどうだという。