六甲天書りっこうてんしょ)” の例文
察するにこれは、孔明のよくなす八もん遁甲とんこうの一法、六甲天書りっこうてんしょのうちにいう縮地しゅくちの法を用いたものであろう。悪くすると冥闇めいあん必殺の危地へ誘いこまれ、全滅の憂き目にあうやも測り難い。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)