六代御前ろくだいごぜん)” の例文
もし旅人、疲れし足をこのほとりにめしとき、何心なにごころなく見廻わして、何らの感もなく行過ぎうべきか。見かえればかしこなるは哀れを今も、七百年の後にひく六代御前ろくだいごぜんもりなり。
たき火 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)