八日頃ようかごろ)” の例文
蘿月はにわか狼狽うろたえ出し、八日頃ようかごろの夕月がまだ真白ましろく夕焼の空にかかっている頃から小梅瓦町こうめかわらまち住居すまいあとにテクテク今戸をさして歩いて行った。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)