八分所はちぶどころ)” の例文
ところが、松田太郎左衛門の先鋒隊は、まだ山上に間のある八分所はちぶどころからはや後方の山腹に羽柴勢の影を認めたので、忽ち機先を取る戦法に出て、一斉いっせいに銃火を浴せかけたのであった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)