兎頭巾うさぎずきん)” の例文
それを見ると、苦りきった主膳は、いったん、舌打ちをしてみたが、何と思ったか、急に兎頭巾うさぎずきんを取り出すと、それを自分の頭にすっぽりかぶって
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)