僂麻質斯リュウマチス)” の例文
婆さんが、裏の畑から、味噌汁の中に入れる茄子なすをもいで、馬小屋の前に出て来た。春からの僂麻質斯リュウマチスで、左には松葉杖をついていた。
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
せがれの春吉と、孫の菊枝とが、毎日のように日傭ひでま稼ぎに行くので、僂麻質斯リュウマチスの婆さんに攻め立てられ、老衰した身体からだを、まるで曳きずるようにして、一日に二回ずつは
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)