傖夫さうふ)” の例文
江戸の騒壇は暫く顧みずにゐると、人をして隔世の想をなさしめる。これを知らぬものは傖夫さうふになつてしまふ。これは茶山の忍ぶこと能はざる所であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ゆえにことさらに「傖夫さうふ」とは受けたり。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)