倫敦塔ろんどんとう)” の例文
十八の正月に『倫敦塔ろんどんとう』を読んで以来書きたかった手紙を、私は二十五の秋にやっと先生にあてて書いて、それを郵便箱に投げ入れてから芝居に行った。
夏目先生の追憶 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
『帝国文学』の「倫敦塔ろんどんとう」『ホトトギス』壱百号の「幻影まぼろしたて」などを始めとして多数の作が矢つぎ早に出来た。いずれも批評家が筆を揃えて推賞した。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)