余処者よそもの)” の例文
町の美術商では二万円くらいならというんですが……私は或る随筆を読んであなたに買って貰えば余処者よそものの手に渡るよりも嬉しいと思って上ったのだとかれは言った。
陶古の女人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)