佗助わびすけ)” の例文
佗助わびすけ。佗助椿だ。——友人西川一草亭いつさうてい氏が、私が長い間身体の加減が悪く、この二三年門外へは一歩も踏み出したことのない境涯を憐んで、病間のなぐさめにもと、わざわざ届けてくれた花なのだ。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)