休憩やすみ)” の例文
そこに谿たに横仆よこたわっていた。そうして谿底へ下りた時、彼は最初の休憩やすみをとった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
忘れてゐた。俺は今日は何も彼も休憩やすみだつたんだ。疲れてゐる。寝る。——煩い奴から救はれる日は自分の仕事も出来ないんだし何と云つても君の方が好い、ゆつくりあの続きに耽り給へ、今日こそは……
鶴がゐた家 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)