仮睡かすい)” の例文
旧字:假睡
そしてその不思議に混乱した心の状態もいわばたえきれぬほどのせつなさは持っていなかった。葉子はそんなにしてぼんやりと目をさましそうになったり、意識の仮睡かすいに陥ったりした。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)