他方わき)” の例文
杉田はむっとしたが、くだらんやつを相手にしてもと思って、他方わきを向いてしまった。実にしゃくにさわる、三十七のおれを冷やかす気が知れぬと思った。
少女病 (新字新仮名) / 田山花袋(著)