京染きょうぞめ)” の例文
で、中村の母と共にいる姉の所へ、時折、帯や反物など求めて届けてやるついでに、寧子の許へも、身に過ぎた京染きょうぞめだの、堺織さかいおりにしきなどを奮発して、届けておくことも忘れなかった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『たいそうお金に飽かせた衣裳でございまするの。京染きょうぞめ裾模様すそもよう——』
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)