二歩金にぶきん)” の例文
此方こちらはお梅、あれきり何の便りもないが、もしや粂之助の了簡が変りはしないかと、娘心にいろ/\と思い計り、こらえ兼ねたものか、ある二歩金にぶきんで五十両ほどをぬすみ出して懐中いたし
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)