二梃ちょう)” の例文
蝋燭ろうそく二梃ちょうも立てて一筋の毛も等閑なおざりにしないように、びんに毛筋を入れているのを、道太はしばしば見かけた。それと反対で毛並みのいいお絹の髪は二十時代と少しも変わらなかった。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)