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二本差
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りやんこ
ふりがな文庫
“
二本差
(
りやんこ
)” の例文
「そんな氣のきいた話ぢやありませんよ。いつか話したでせう、薄墨
華魁
(
おいらん
)
のことで
鞘當
(
さやあ
)
てをしてゐる、
二本差
(
りやんこ
)
と藥種屋の若主人」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「何を言やがる。命の二つや三つは、何時でも投げ出して見せると言ふお前ぢやないか。それとも急に
二本差
(
りやんこ
)
が怖くなつたか」
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
年の頃は三十二三、
二本差
(
りやんこ
)
には違げえねえが、薄墨華魁に入れ揚げて、小藩のお留守居だつたのが永の暇になつたとかで
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
吾妻屋永左衞門の棒振り劍術と違つて、相手は
二本差
(
りやんこ
)
だけに、劍術の腕前は確かにすぐれてゐるでせう。
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
二本差
(
りやんこ
)
が自分の刀を、尻から胴中まで突き立てられて死んでゐるんだ。まるで燒鳥ですぜ、親分」
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「八五郎ぢやねえが、俺も生れつき
二本差
(
りやんこ
)
と
田螺和
(
たにしあへ
)
は嫌ひさ、ことに石崎樣と來ちや苦手だね」
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
二本差
(
りやんこ
)
が二人、肥つたのと、
痩
(
や
)
せたのが、角の酒屋で訊いて居ましたよ——高名なる錢形平次殿の御屋敷は、この邊ではないか——とね、お屋敷は嬉しいぢやありませんか」
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「聽いたよ、——が、
二本差
(
りやんこ
)
と鐵砲汁は親の遺言で
用
(
もち
)
ゐないことにしてある」
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「すると、麻布からあつしを跟けて來たのも、戸袋の蔭の
二本差
(
りやんこ
)
も?」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
二本差
(
りやんこ
)
が二人——」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
二本差
(
りやんこ
)
か」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
“二本”で始まる語句
二本
二本榎
二本松
二本柳
二本棒
二本芽
二本指
二本継
二本三本
二本榎高野山