捜すんじゃあるめえし、だんなほどの人気男がぼんやり往来ばたへつら突き出して、なんのざまです。ね、いい事件みつけてきたんですよ
ひょっとすると、なにかこの事件にひっかかりがあるかもしれねえなとにらみがついたから、ちょっと右門流の細工をしたまでさ
「とおっしゃると、だんなは、あのおやじの握り屋らしいところに、なんかこの事件の糸口があるっておっしゃるんですかい」
あっしがせっかくさっきから根気よく鳴らしたんで、このとおり事件が天から降ってきたんですよ。ね、だんな! 早いところご覧なせえましよ。
知らねえで、あんないい事件をのめのめと話しやがるんだからね。どうです、だんな、腹の底がすっとしましたね
“事件”の解説
事件(じけん)とは、
事柄、事項(日本の広辞苑では1番目に挙げている)。
(行政用語・法令用語)事柄・案件のこと。官公庁におけるある種の個別の手続を「事件」と呼び事件番号を付すなどして管理されることがある。住民票の請求、情報公開請求、許可申請、戸籍訂正申立て、損害賠償請求、犯罪捜査など、いずれも事件である。裁判実務上は、訴訟事件の略としても使用される。 → #行政用語・法令用語を参照。
(意外な)できごと、もめごと。争い・犯罪・騒ぎ・事故など、人々の関心をひく出来事。これについては、岩波国語辞典は「人々の話題になるようなものを指すことが多い」との解説文を付している。。 → #もめごとを参照。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)