“乳房榎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちぶさえのき66.7%
ちぶさのえのき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝居などもお岩だとか、乳房榎（ちぶさえのき）だとかいうものは、冬向きあまりやらない、やはり真夏の涼み芝居という奴だ。
楢重雑筆 (新字新仮名) ／ 小出楢重(著)
若林玵蔵（かんぞう）、小相英太郎、今村次郎の速記をもって「牡丹燈籠（ぼたんどうろう）」「安中草三」「塩原多助」「美人の生埋」「粟田口」「乳房榎（ちぶさえのき）」「江島屋」「英国孝子伝」と相次ぐ名作が、落合芳幾
円朝花火 (新字新仮名) ／ 正岡容(著)
乳房榎（ちぶさのえのき）は、彼の得意の芸であつた。彼が大先輩市川右団治（斎入）の芸目の中から移し取つた数種の中の一つである。
実川延若讃 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)