乱次しだら)” の例文
旧字:亂次
花崗かこうの山に上りつけた人は、一枚岩の、兀々ごつごつとした石山を想像するであろうが、常念岳は大天井岳と同じく、石片の乱次しだらなき堆積である、幾百千枚も積んで、上へ行くだけ痩削そうさくして来る
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)