久遠寺くおんじ)” の例文
一歩々々と久遠寺くおんじの七堂伽藍どうがらんが近づくに随い、ドンドンドドンコ、ドドンコドンと、一貫三百どうでもよいのあのあやに畏こい法蓮華囃子ほうれんげばやしが、谷々にこだましながら伝わりました。
離れてしまえば身延久遠寺くおんじまでは二里少し、馬返しまでは、その半分の一里少しでした。