“久太郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひさたらう50.0%
きゅうたろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(中略。)扨久太郎ひさたらう事此六月十二日よりふと大病に取あひ、誠にはじめは、ちも誠に少々にて候へども、新宮しんぐうにもけしからぬむづかしく申候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
後に伊沢信平さんの所蔵の書牘を見ると、茶山は神辺かんなべに来り寓してゐる頼久太郎ひさたらうの事を蘭軒に報ずるに、恰も蘭軒未知の人を紹介するが如くである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
若旦那の金三郎きんざぶろうさんと、番頭の用助ようすけさんと、主人のおい久太郎きゅうたろうさんが、何かヒソヒソ相談をしておりましたが、——チラと見た主人の死に顔が、どうも容易じゃないように思います。