“主客顛倒（しゅかくてんとう）” の例文
「兎に角、君は若（も）し僕のところよりも大谷君のところへ先にお出（いで）になるようなら、主客顛倒（しゅかくてんとう）でしょう？　僕は初めから御懇意に願っている積りですから」
冠婚葬祭博士 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)
さあそこで、主客顛倒（しゅかくてんとう）である。一挙にして頽勢（たいせい）を挽回したお花は、今度こそ本当に泣き出した。
接吻 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
「若（も）し大谷君のところへ先にお出（いで）になるようなら主客顛倒（しゅかくてんとう）でしょうと僕は念を押して置いた積りです。大谷君よりも誰よりも僕が一番初めから御懇意に願っているんですから」
冠婚葬祭博士 (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)
主客顛倒（しゅかくてんとう）だ。
ガラマサどん (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)