主人夫妻しゅじんふさい)” の例文
主人が渋い顔をして居るので、丸髷の婦人は急いで風呂敷包の土産物みやげものを取出し主人夫妻しゅじんふさいの前にならべた。葡萄液一瓶ひとびん、「醗酵はっこうしない真の葡萄汁ぶどうしるです」と男が註を入れた。あんずの缶詰が二個。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)