両膚脱りょうはだぬぎ)” の例文
両膚脱りょうはだぬぎの胸毛や、大胡坐おおあぐらの脛の毛へ、夕風がさっとかかって、悚然ぞっとして、みんなが少し正気づくと、一ツ星も見えまする。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)