“下野守光綱”の読み方と例文
読み方割合
しもつけのかみみつつな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど十兵衛光秀みつひでは、兄の子である。兄の下野守光綱しもつけのかみみつつなが、自分に託して世を去った明智家の遺孤いこなのだ。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……だが。……だが叔父御には、わしの父下野守光綱しもつけのかみみつつな臨終いまわの折に、幼いわしを、どうぞ頼むぞと、叔父御へおたくしになった——その責任感が、いっぱいにあったのだ。お忘れになれなかったのだ」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)