“下肥(しもご)” の例文
ある冬の朝、下肥(しもご)えを汲みに大阪へ出たついでに、高津の私の生家へ立ち寄って言うのには、四つになる長女に守(もり)をさせられぬこともないが、近所には池もあります。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
たとえば、下肥(しもご)えのにおいやコールタールのにおいには、われわれに親しい人間生活の幻影がつきまとっている。それに付帯した親しみもありなつかしみもありうるであろう。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)