“しもご”の漢字の書き方と例文
語句割合
下肥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある冬の朝、下肥しもごえを汲みに大阪へ出たついでに、高津の私の生家へ立ち寄って言うのには、四つになる長女にもりをさせられぬこともないが、近所には池もあります。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
たとえば、下肥しもごえのにおいやコールタールのにおいには、われわれに親しい人間生活の幻影がつきまとっている。それに付帯した親しみもありなつかしみもありうるであろう。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)