下枝子しづえこ)” の例文
当時八歳の梨枝子は、まだアンリエットと亡き母の好みの名で呼ばれてゐた無心の少女であつたが、すぐに祖母の下枝子しづえこなついて、文字通りおとなしくその留守をした。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)