“下岡蓮杖”の読み方と例文
読み方割合
しもおかれんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次に、久里浜で外国船が来たのを、十里離れて遠眼鏡とおめがねで見て、それを注進したという、あの名高い、下岡蓮杖しもおかれんじょうさんが、やはり寺内で函館戦争、台湾戦争の絵をかいて見せました。
寺内の奇人団 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
当時朝から晩まで代る代るに訪ずれるのは類は友の変物奇物ばかりで、共に画を描き骨董こっとうを品して遊んでばかりいた。大河内おおこうち子爵の先代や下岡蓮杖しもおかれんじょう仮名垣魯文かながきろぶんはその頃の重なる常連であった。
看板は油絵で椿岳が描いたのでして、確かその内三枚ばかり、今でも下岡蓮杖しもおかれんじょうさんが持っています。その覗眼鏡のぞきめがねの中でナポレオン三世が、ローマのバチカンに行く行列があったのを覚えています。