三稜鏡さんりようきやう)” の例文
父は冬の藁為事わらしごとの暇に教員のところに遊びに行くと、今しがた届いたばかりだといふ三稜鏡さんりようきやうを見せられた。さうして日光といふものはうして七色の光から出来て居る。にじの立つのはつまりそれだ。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)