三家者さんかもの)” の例文
されば徳川時代もまだ寛水の頃までは、エタと非人との間にそうハッキリした区別はなく、通じては三家者さんかものとも云ったのであった。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
高野山宝寿院蔵永禄十年の奥書なる「貞観政要格式目」という変な名前の書には、坂の者すなわち三家者さんかものを、連寂衆れんじゃくしゅうとも、非人とも云い、また燕丹えたとも云い
これすなわち三家者さんかもので、或いは非人ともいうと説いているのである。
三家者さんかもの位牌事