一言主ヒトコトヌシ)” の例文
又、極めて発語を惜しんで、唯一言ヒトコトを以つて答へると称せられた一言主ヒトコトヌシ神の様なのさへあつた。
中には人間の問ひに對して、一言を以て答へる、一言主ヒトコトヌシ神の樣に方法を採るのもあつた。
さはつて、神の祟りを見られたのは、葛城一言主ヒトコトヌシにおける泊瀬天皇の歌である。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)