一滴ひとたら)” の例文
それが、ぱっとふたりのかかとが雪煙を揚げ、後方うしろへ離れあうと——どちらの身もまだ健在であって、白雪の大地に、一滴ひとたらしの血しおもこぼれていないことが
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)