一杓子ひとしゃくし)” の例文
彼は、御手洗みたらしの水で口漱くちすすいだ。さらにもう一杓子ひとしゃくし含んで、刀の柄糸へきりを吹き、わらじのにもきりを吹いた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)