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ランス・ヘッド
ふりがな文庫
“ランス・ヘッド”の漢字の書き方と例文
語句
割合
槍尖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
槍尖
(逆引き)
そして、柄の根元にはモントフェラット家の紋章が鋳刻されていて、引き抜くとはたしてそれが、
二叉
(
ふたまた
)
に先が分れている火焔形の
槍尖
(
ランス・ヘッド
)
だった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
槍尖
(
ランス・ヘッド
)
の根元には、滲み出ている脂肪が
金色
(
こんじき
)
に輝いていて、それと
宮廷楽師
(
カペルマイスター
)
の朱色の上衣とが、この惨状全体をきわめて華やかに見せていたのである。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
それが
俯向
(
うつむ
)
きに倒れ、両腕を前方に投げ出していて、背の左側には、
槍尖
(
ランス・ヘッド
)
らしい
桿
(
かん
)
状の柄が、ニョキリと不気味に突っ立っていた。死体の顔には、ほとんど恐怖の跡はなかった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
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