“ラビラント”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
迷宮75.0%
迷路25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かのクレエト島の迷宮ラビラントにもゆめゆめ劣らぬ複雑多岐な大迷路を作り上げている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
加十はとうとう大地下道の迷路ラビラントの中へ迷い込んでしまったのだ。腕時計を眺めるとちょうど正十二時! 午前四時までには余すところあと四時間となった。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
他の大伏樋の迷路ラビラントは、蜿蜒えんえん十数里にわたって今もなお大東京の地下を蜘蛛の巣のように這っているのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その記憶によれば芝田村町からこの日比谷ヶ原一帯の地下には、神田、玉川二上水の大伏樋が、さながらクレエト島の迷路ラビラントのように縦横無数に交錯している筈なのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)