“ヘグリ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:へぐり
語句割合
平群80.0%
平郡20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何時イツの間にか、平群ヘグリの丘や、色々な塔を持つた京西キヤウニシの寺々の見渡される、三条辺の町尻に来て居ることに気がついた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
平群ヘグリシビの愛人かげ媛が、鮪の伐たれたのを悲しんで作つた歌の大部分をなして居るこれだけの文章は、主題に入らないで、経過した道筋を述べたてゝゐるだけである。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三名サンミヤウ、岩崎、平郡ヘグリといふ部落町を行乞して、やつと今日の入費だけ戴いた、明日は雨らしいが、明日は明日の事、まだ/\何とかなるだけの余裕はある。
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)