“ビーチ・パラソル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海岸傘50.0%
海岸日傘50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
志津子が祖父の用を果して浜へ出ると、四人の青年は既にひと泳ぎした後らしく、大きな海岸傘ビーチ・パラソルの蔭へ寝転んでいた。
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかし、大廻りに浜へ帰って、海岸傘ビーチ・パラソルの下へ体を休めに入った時、又しても同じような事を聞かされたのである。
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
赤と白の渦巻や、シトロン色や、臙脂えんじの水玉や、緑と空色の張り交ぜや、さまざまな海岸日傘ビーチ・パラソルが、きのこのようにニョキニョキと頭をそろえている。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
……派手な海岸日傘ビーチ・パラソルの列からすこし離れた、浜大蒜はまにんにくの中で鮎子さんとトクさんと、ピロちゃんが胡坐あぐらをかいて、むずかしい顔で何か話をしている。どうしたのか、芳衛さんの姿だけが見えない。
キャラコさん:07 海の刷画 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)