“パンション・ド・ファミイユ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家庭旅宿50.0%
高等下宿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家庭旅宿パンション・ド・ファミイユの留学生臭い生活を離れて格安ホテルに暫らく自由を味ってみたり、エッフェル塔の影が屋根に落ちる静かなアパルトマンに、女中を一人使った手堅い世帯持ちの真似をしてみたり
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一箇月、食事附百フランで置いて貰った家庭旅宿パンション・ド・ファミイユから毎日地図を頼りにぼつ/\要所を見物して歩いているうちに新吉にとっては最初の巴里祭が来てしまった。町は軒並に旗と紐と提灯ちょうちんで飾られた。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
退っぴきならぬ退歩説の実例を得るためには、夫子ふうしそれ自身、そういう下層の日常の中で生活する必要があるという痛烈な決心をし、荷物をひきまとめて静寂閑雅なパッシイの高等下宿パンション・ド・ファミイユから
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)