“バッテリング・ラム”の漢字の書き方と例文
語句割合
破城槌100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、恐らく内部から鎖されていて、武具室にある、破城槌バッテリング・ラムの力でも借りなければ——と信じられていたそのドアが、意外にも、熊城のてのひらを載せたまま、すうっと後退あとずさりしたのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「ねえ支倉君、ワイマール侯ウイルヘルムは、その実皮肉な嘲笑的な怪物だったのだよ。しかし、さしもクリヴォフが築き上げた墻壁しょうへきすらも、僕の破城槌バッテリング・ラムにとれば、けっして難攻不落のものではないのだ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)